インディバER45



「温熱療法」と聞くと、まずは、温泉を思い出しませんか?
また「深部加温」という言葉から、過去に「この温泉は体の芯まで温まる、いいお湯だなぁ~」と、言われたことはないでしょうか。
あの時の言葉は、「温泉の温度が体の中にしみ込んできた」という事を本当にご自身が感じたからです。
まずは、インディバの温熱療法の熱源と温泉の熱源についてご説明致しましょう。
温泉の熱源は体の外(温泉の温度)だということはお判りだと思います。ところが、インディバの熱源は、そのほとんどが体の中で発生しているものなのです。
そこで、ご質問です。あなたの平均体温は春夏秋冬を通じて同じですか?
実は、人体は体外の温度差の影響を受けますが、体外にある熱を体の中には浸透させない強い抵抗があります。
もし、体外の熱が浸透してしまえば、95度前後という高温のサウナは明らかに危険な温熱療法になってしまいます。
今まで皆様がご存知だった温熱療法(温泉、サウナ、岩盤浴など等)の熱源は全て体
の外にあります。
なので「体の芯まで温まる」は、温泉のお湯の温度が体の中にしみ込んできたので
はありません。
皮膚表面の近くまできている毛細血管が体外の温泉の熱を吸収し、温かくなった血
液が徐々に体内の血管に運搬され、数十分もすると体全体の血液が温まりそれを
「芯まで温まる」と勘違いされていたのです。
温泉の温度もさまざまですが、だいたい40~43度です。気持ち良い調度の温度です
から、サウナのように表皮に急激に熱さを感じるのとは違い、ゆっくり温まる感じ
の方が強いのです。
よって、温泉では「芯まで温まる」と言いますが、サウナでは汗を短時間にビッショリ
かいて「サッパリした気持ちよかった」と聞くものの、「芯まで温まる」とはほとんど
聞きません。

内温性動物である人は、生体の熱調節機能が働きます。体内熱を大きく分けると
1.代謝で生じる熱
2.体外の温度を吸収(毛細血管より)する熱
3.体内で発生するジュール熱(物理的発生)に分けられます。
そして、それらの熱は皮膚からの放散、血流による運搬、細胞間の伝達、呼吸や汗で消失していきます。
そのバランスによって熱が蓄積されるか、されないかで体温調節が働き出します。

インディバの熱源は体内で発生するものであり、その熱は「ジュール熱」と呼ばれます。
インディバ機器より体内に浸透する高周波エネルギーが、細胞一つ一つの抵抗と分子の移動によって起る摩擦熱で、通常の各組織の温度を一時的に数度上昇させてしまうのです。

それでは、体内で発生する「ジュール熱」について少々説明します。
「ジュール熱」とは、細胞の分子の移動によって生じる「摩擦熱」とも呼ばれる熱で、細胞組織の抵抗によっても熱の発生が異なります。その熱は高周波の電磁エネルギーの作用によって生じますが、人体には安全な電磁波として証明されています。
肩こり時などによく使用する電気的なピリピリを感じる小さな機械をご存知ですね。あれは、低周波を使った機器です。「低周波」は人体にあのような「刺激作用」が生じますが「高周波」は人体に「温熱作用」が生じます。
家庭で使用している「電子レンジ」は高周波を使用していますので熱が発生しますが、何と2000メガヘルツ(1秒間に20億の波)の高周波を使用しています。これくらいものすごい数の周波数帯になると、どのような物体でもそれにエネルギーを集中させることができるので強い熱が生じます。
それに比べてインディバが使用している周波数はたった0.44メガヘルツ(1秒間に44万の波)の高周波を使用しています。人間の背丈よりも長い波なのです。よって手術などにより体内に金属プレートやボルトがあっても、それらに熱が生じません。
「ジュール熱」は生きた細胞にしか発生しないのが特徴です。

体熱は人間に不可欠なものです。
冷えは病気を治しませんが、冷えを改善し体を温めると病気に対して抵抗力が向上します。
痛みの鎮静のために冷やすこともありますが、その部位を「麻痺」させているだけです。
冷やしは痛みを軽減しますが、治しません。
治すには温熱の作業が必要になるのです。
冷えからくる病気は多々あります。
人間の正常な体温は約36.5度ですが、1度下がると癌が発生しやすいレベルで、36度より少し下がるだけでも多くの病気の発生率が上がります。
冷えは、アトピーやその他の皮膚疾患、生理不順や女性疾患肥満症、内臓脂肪症候群、消火器・循環器系疾患など数えきれないほどの病気の元祖なのです。
人間から温熱を取り除いたら必ず死に至るのです。
よって、代謝による温熱の発生や温熱保持ができる体質完全は年齢に関係なく必要となります。